大阪でアスベスト調査を考えているなら
アスベストは有害物質としてニュースでも聞き覚えのあるものです。ここではアスベストのその危険性、そしてその調査の必要性などについて紹介いたします。大阪でこれからアスベスト調査を考えている人にむけて情報をお届けいたします。
アスベストとは
ニュースでも聞いたことがあるアスベストという物質、これは危険なものである、という認識はあってもそれ以上はピンとこない、という人も多いものです。
アスベストとは、石綿といい非常に細かい線維を持った物質です。
髪の毛よりも細く、微粒子にまで細かくなり、飛散しますので目視は困難とされています。
このアスベストは建築において欠かせないものである、断熱や防音などの特性を持っている上に低コストという有用なものなので、一時期大量に利用されていましたが、深刻な健康被害を及ぼすとされて現在では全面禁止とされています。
これは空気中に飛散するもので、人体に容易に入り込みます。
線維が呼吸に欠かせない期間に癒着し、その部分を線維化、その結果肺がんなどのリスクがあるのです。
おおよそ20~40年の期間を経て発症し、胸膜に病変を引き起こします。
この危険性はけしてささいなものではなく、WHOがその危険性を指摘しており、世界中でアスベストの利用を禁止しています。
使用、譲渡など、アスベストの利用を一切禁止し、そして利用を疑われる建造物も調査が入ります。
確認した際にアスベストの利用が認められた場合、除去や囲い込みなどでアスベストは徹底的に管理されるのです。
禁止されたのは2006年のことで、それ以前の建物には使用されている可能性があります。
これに該当している建物には関して、安全上の理由から、解体や改修の際はアスベストの使用をされているかどうかを詳しく調査する必要があります。
作業員はもちろんのこと、住人、近隣住民などに深刻な健康被害をもたらす可能性があると危惧されているのがアスベストという物質であり。安全な措置のためにアスベスト調査は欠かせないものとされています。
大阪にも多くの古い建物があり、その中でまだ判明していないだけでアスベストが使用されている建物はあるとされています。
もしこれから、解体や改修、他にも譲渡などを考えている場合は、アスベストの調査が大事なポイントです。
個人であっても、建築会社と相談の上、確実なアスベスト調査を求めるのをおすすめいたします。
アスベスト調査とは
アスベスト調査は欠かせないものとして認識しておく必要があります。
人体において重度の健康被害を与える可能性が高い、そんな有害物質のため、解体などのタイミングの際には確実に調査をしておきたいものとされています。
規則で定義されている部分も多く、石綿障害予防規則などで定められています。
これは調査会社に依頼するケースが多いですが、自分での調査が可能とされています。
複雑な処理と理解が必要ですが、ネット上でもその方法について説明されていますので、お金をかけたくない場合はチェックしてみるのがおすすめです。
ただし、さまざまなポイントのチェックが必要で、調査が難しいと感じる人の方が多いです。
その場合は優良な調査会社に依頼し、より確実に、そして安全に調査を進めるのをおすすめいたします。
調査費用について
アスベスト調査にかかる費用は主に事前調査費用、分析調査費用、サンプル採取費用です。
他にも調査報告書作成費用もかかる場合がありますので、調査を依頼する際は明らかにしておくのがおすすめです。他にも、図面調査費用や現地調査費用も含まれますので、どういった追加料金が予想されるか、という部分は問い合わせやお見積りの際に明かにしておく必要があります。
そしてこれらの料金ですが、事前調査には書面調査、現場調査がありいずれも~3万円程度とされています。
次に分析費用ですが、定性分析・定量分析が~6万円、両方行う場合は~10万円程度とされています。
また他にも、アスベスト粉じん濃度測定費用などもありますが、そちらは~1.5万円程度です。
費用の比較をする場合は複数の会社にお見積りを出してもらうのがおすすめ、場合によっては高額な追加料金を請求されるケースもあるので、料金を明かにしている優良な会社を選ぶ必要があります。
大阪にも複数、調査会社がありますのでこれから依頼を考えている場合はさまざまな会社に問い合わせをおすすめいたします。
なお、これで出る調査結果にはレベルがあり、そのレベルによってアスベスト除去費用は高くなります。
ただし、国土交通省によって民間建造物に対するアスベスト補助金がありますので、それもうまく利用すると安く調査から除去ができるかもしれません。
支給対象、支給額について、調べておくのがおすすめです。
調査の流れについて
調査の流れは大まかにわけて三つとなっています。
まずは第一調査である第一次スクリーニング、これは設計図を参考にアスベストの使用を調べる調査です。
この段階で見つかる場合もありますが、設計図・施工記録を精査しても明確にならない場合もあります。
その時は第二次スクリーニングという次の段階にうつります。
第二次スクリーニングとは現地調査を指しており、使用有無を目視で確かめていきます。
あらかじめ予測される箇所を第一次スクリーニングにて挙げておき、実際に確認していく方法です。
基本、この両方をすることでアスベストの有無を判断するケースが多いです。
そして、採取・分析での調査を必要とする場合は疑われる箇所の建材を一部持ち帰ります。
このサンプルを分析すると、より判断の確実性を高められるため、疑わしい箇所がある場合はこの工程まで行う場合があります。
調査の流れとしては以上となっており、これらの結果をまとめた報告書作成が最後にあります。
報告書作成はしておいてもらったほうがいいもので、特にその建物の解体や改修する予定の場合、重要な書類です。
報告書を得た場合は大切に保管し、しかるべき特に提示できるようにしておく必要があります。
なお、この報告書は調査会社のホームページにて掲載されているケースがあります。
信頼性をはかるためにもぜひチェックし、もし掲載されていない場合は担当者に問い合わせの上、確認させてもらうのがおすすめです。
実績、経験、共同研究先、公的機関などの結び付きなどもチェックしておきたいポイントです。
アスベストの劣化について
アスベストの劣化状態など、知識を入れておくと適切な対応をしやすくなります。
アスベストは線維質故に、劣化していくと毛羽立ち、くずれ、たれ下がりなどが起こります。
吹き付け材として使用されたアスベストの場合は浮きや剥がれが見えるなど、アスベストの劣化は目視で確認しやすいです。
そしてこれらが見られる場合は、速やかに調査を行って除去工事するのをおすすめいたします。
大阪でアスベスト調査を依頼するなら
重度の健康被害を受けないように対策するべき物質であるアスベスト、これの調査を専門的に行っている調査会社は大阪付近にも多くあります。
これから解体や譲渡などを予定している場合は、アスベスト調査して安心できる状態にしてからそれらをする必要があります。
2006年以前に建てられた建物に関しては注意をし。必要な措置を講じていきたいところです。
複数の会社を比較し、優良な調査会社を選定の上、調査をおすすめいたします。